(旧ブログから移行しました。)
仕事でVue.jsを使ったアプリを構築しています。Vue.js は今もっともアツい JavaScript フレームワークです。数ある JS フレームワークでも日本語ドキュメントの充実度は随一です。学習コストが低く、小さい規模から始められることができます。
またわたしはスライドを作るのが好きで、オンラインスライド作成サービスSlides.comで、50 こ以上のスライドを作成したりしています。
Vue のイケてるライブラリを紹介するVegibitで、Vue.js でスライドを作れるというなんとも私向けのライブラリを見つけたので、試してみようと思います!
それがこちら、Eagle.jsです。
A Slideshow framework for hackersと謳っているように、プログラマー向けのスライド作成フレームワークといったところでしょうか。
Eagle aims at offering a simple and very hackable API so you can get off the beaten tracks and craft the slideshows you really want. とも書いてあり、シンプルかつ高い拡張性で本当にやりたいことが実現できるのが特徴だそうです。
デモ,ドキュメントを見てみると、animation, transition, methods 等々豊富な API を備えており、オンリーワンな渾身のスライドが作成できそうです!!使い方もスライドで示してくれて、試したい!って思わせてくれますね。
デモはこちらでご確認いただけます!
さっそく動かしていきます!今回はデモ版のものをインストールします。node.js は導入済みの前提です。
node.js の導入
windows
mac
git clone https://github.com/Zulko/eaglejs-demo.git cd eagle-demo npm install npm run dev
ディレクトリ構成を見ていきます。編集対象となる src 配下を抜粋します。
├── App.vue ├── Home.vue ├── logo.svg ├── main.js └── slideshows ├── eagle-recipes │ ├── DemoSlideshow.vue │ ├── EagleRecipes.vue │ ├── animated.svg │ ├── eagle-jam.png │ └── eagle-jam.svg ├── first-slideshow │ └── FirstSlideshow.vue ├── introducing-eagle │ ├── AwesomeEmbeddedSlideshow.vue │ ├── AwesomeInsertedSlide.vue │ ├── Chart.vue │ ├── ExampleImageSlideshow.vue │ ├── FiguresSlide.vue │ ├── IntroducingEagle.vue │ ├── assets │ │ ├── icons │ └── components │ └── EndCredits.vue ├── slideshows.js └── themes-slideshow ├── ThemesSlideshow.vue └── assets
立ち上げた時の top 画面が Home.vue のようです。そして Home.vue に表示されている 4 メニューがそれぞれ、slideshows 配下にある 4 つのディレクトリに当たるようです。
今回はミニマムテンプレートにあたる first-slideshow をみてみます!
<template lang='pug'> #MyFirstSlideshow .eg-slideshow slide h1 Hi there ! h4 This is your first slideshow ! slide(enter='bounceInRight' leave='fadeOut') h3 Hey modify me ! p. Come on modify me ! If you are running the development server, you will see the changes take effect immediately slide(enter='fadeIn') h3 Want cool effects? p. Code your own, or try stealing for the other slideshows ! </template>
<template>
をいじっていけば全てのスライドを作成できそうです。また pug 形式で書かれており、非常にスッキリしたマークアップになっています。
pug とは JavaScript のテンプレートエンジンってやつで、HTML の記述を効率化できます。CSS でいう Sass だったり Stylus だったりと同じような立ち位置って感じですかね。
Vue.js では<template lang='pug'>
と指定することで pug 形式の記述ができるようです。便利!
使い方を簡単にまとめると...
<template lang='pug'>
で pug 形式に。より直感的に書ける- ページの区切りは
slide
タグ mixins: [ eagle.slideshow ]
指定で、標準搭載の option や methods を注入slide(enter='hoge' leave='fuga')
でページのアニメーション指定eg-transition(enter='hoge' leave='fuga')
でページ内コンポーネントへのアニメーション指定- HTML, Vue に慣れていれば好き放題できる!
- build コマンドで単一 HTML ファイルに吐き出される
build コマンドで単一 HTML に出力でき、持ち運びに便利です。さらにプレゼンテーションモードも備えています。
Eagle.js がよりよいスライドのための機能を提供し、Vue.js が自由なスライド作成を可能にしてくれます。
非常に多くの種類の(デモ)[https://zulko.github.io/eaglejs-demo/#/]を用意されています。
凝りに凝ったスライドを作成してみたい方、Vue の勉強がてらに試してみてはいかがでしょうか。